〜プロローグ〜
フィンランド旅行記からはや2年。
時は満ちた。
第二章の始まりだ。
舞台は香港。
K達は集まった。
二転三転し、最初のメンバーからはコロコロと代わり、
一時は旅行も不可能かと思われた今回の旅。
このような旅が出来たのは、偏に旧カスタネット氏の参加表明のおかげであることを思うと頭があがらない。。
まず、今回の旅行のメンバーを紹介しよう。
一人目はマシンガン、こと私である。
二人目はタイパンツ、旧カスタネット氏のことである。
そして三人目、K、である。
マシンガンとタイパンツの二年ぶりの再会。
そしてnew faceの登場。
高校の同級生3人が繰り広げる人間ドラマ。
何も変わらないようでいて、
確実に大人になっていく若者達。
それぞれが、それぞれの二年なり四年という時を経て、
今再び時間軸が重なる瞬間。
数日経てばまた彼等は、現在の彼等の日常へと戻って行く。
それはまるで、宇宙を張り巡らす軌道のような、
偶然の数日に過ぎないのである。
とまあ、かっこいいこともたまには述べたくなるものである。
今回の旅は、メンバーの件を含めて全部で3つの点において前回の旅と異なっている。
二点目に異なるのが、
旅行社に委託せず、全て個人で申し込んだ、ということである。
結論から言うと、今回はこれにより、何度も痛い目に遭うこととなってしまった。私のようなドジにとっては、これもまた良い経験となった。
そもそも、なぜ今回は個人で申し込むことになったかというと、
友人で、世界中を旅しているバックパッカー君が当初はこの旅行に参加することになっていたためである。
彼は旅慣れているだけでなく、そもそも常に一人旅をしている人物であり、
3人の人間が予定を合わせて行くと、本当に行けるかわからない、というリスクへの対応が出来なかったのである。
このたび、初めてLCCというものを予約したが、
実にややこしい仕組みであった…。慣れてくれば有効に利用出来るのかもしれないが、変更手数料などで結局高くついてしまった。
そして、3つ目の異なる点が、フィンランドとは異なり、
下調べと、綿密な計画を立てて行ったことである。
前回は、現地に到着してからtrip adviser などを見て現地で決めるスタイルを取ったが、それにより休館中の博物館に行くなどのミスが発生した。
計画していく旅が良いのか、否か、それも今回の香港旅行記を通して感じるところであった。
さて、事前に語ることはこれくらいだ。
いよいよ本編に入るとしよう。