2014年3月27日木曜日

ロバニエミ教会

はじめはロウソク橋を目指していた私たち。

どこで迷ったのか、別の道にたどり着いていた。

この頃には、既にフィンランドの交通標識等がわかり始め、スムーズに進めるようになっていた。

足下は悪く、何度もツルツルと滑りながらの道中であったが、ようやく町が見えてきた。

川は完全に凍っていた。

こんなに寒く、我々は歩いているのに、ツルツル滑っていたのに、
スニーカーでランニングする人が何人も見受けられたことに驚いた。

と、先に、ロバニエミ教会の屋根が…!!!
遠かった、ここまでの道のり。

明日は、タクシー代全額出すから、タクシー乗せて、と他の二人に私は泣いた。

橋を渡って、いざ、教会へ!

 

現地には日本語のパンフレットが置いてあった。
旅ブログなので、たまにはそれらしいことを書いてみる。
パンフレットの内容を要約する。

1944年に勃発した、ドイツ軍とフィンランド軍との間のラップランド戦争の際に、ロバニエミ市は完全に破壊され、その際、ロバニエミ教会も焼け落ちたとのこと。
戦後、スウェーデンとアメリカの経済支援を受け、1950年に現在の建物が再建築された。

教会の中で最も注目を集めるのがレンナルト・セゲルストローレ教授によるフレスコ画
“魂の救済”である。これは人間の心の中の善と悪、人の生き様を描いている。

フレスコ画の左側には、魂の救済を求め、真の人生を求めている人々が、そして右側には人生を怠慢に過ごし、神への冒涜に時間を浪費してきた人々が描かれている。
神の愛を受け入れない酔っぱらいが地面に横たわり、その傍らに立つ息子は救済を求めながらも、両親の無関心により、救われずにいる。
しかしながら、このような人間的なシーンの背景に描かれているのは、美しくも厳しいラップランドの風景であり、イエスがその中心から後光を放っている。

と書いてあった。
ちなみに、戦前の教会は今のようなとんがり屋根ではなかったようで、
昔の教会をそのまま再現したものではないようだった。

ここまで、計画もなく旅を始めた私たちであったが、
やはりロバニエミに来たからには、サンタ村を是非ともおさえたい。
明日何があるかもわからないので、
今日中には行きたい、と考えた。
こうして私たちは、サンタ村へ唯一行ける市内バス8番を探して、
また再び歩き始めた。

2014年3月26日水曜日

とんでもない初日。

朝7時起床。

ホテルで朝食をとる。
 
とくに美味しい食べ物はないが、
レストランの雰囲気といい、窓から見えるいかにもフィンランドらしい景色は、朝見られるものとしては、贅沢そのもの。
 
昨夜、カスタネットを放置したため、部屋がどこかわからず、
朝はSさんと二人だった。
 
朝食を済ませ、部屋へ戻ろうとした。
しかし、出発まではまだ時間がある。
 
ホテルを冒険してみることにした。
 
廊下の先まで行くと、避難口があった。
そこから出られるようだったので、出てみる。
そこは、ホテルの屋根の上だった。
朝の景色は最高で、屋根の上にいるワクワク感がたまらなかった。

 

さあ、部屋へ戻ろう…
としたその瞬間、既に事件が起きていた。
ドアがあかない…
 
非常口だったため、中からは扉があくが、外からはあけられないのだ。
 
二人は屋根の上に取り残された。
 
浮かれていた私達がアホだった。
 
唯一の希望は、放置したカスタネットが助けに来てくれることだった。
 
でも、あいつが、そんなに気の利く奴だとは思えなかった。
 
完全に終わった。
 
と思いきや、いかにも外れそうなハシゴがあった。
 
そのハシゴは一部がサビ、グラグラしていた。
 
私達が助かる方法は二つだった。
頼りないカスタネットを信じて待つか、
頼りないハシゴをおりるか。
 
私はハシゴをとった。
 
 
そして、
 
降りれた。

 

あの時の私はかっこよかった。
 
その後、高所恐怖症?と思われるSさんを救出に向かった。
 
すると、目の前に白いトナカイが現れた。
 
 

とはいえ、周りは自分一人。
とくに共有もせずエントランスから入り、救出した。

9時。出発。
昨夜フロントで訪ねたところ、町まで出るには歩いて30分くらいだけど、
タクシーを使うのが一番いい方法だよ、と言われた。

私個人としては、まあ、タクシーだろう、と思っていた。
だが他の二人は想像以上にアクティブだった。

歩いた。
基本、道中は何もなく、同じような景色が続いた。
中には、スキーして山を下る住民がいた。
完全に歩くべき道ではなかった。

途中でスーパーに立ち寄り、世界一まずいといわれる、サルメアッキを購入した。

しばらくすると、小さな教会を発見。
一応、「地球の歩き方」の地図には載っていたが、
これがなんだかはわからなかった。

町を目指して、私たちはまた歩き始めた。

気がついたら3時間が経過していた。
to be continue.

 

 

2014年3月19日水曜日

初めてのオーロラアタック。

ヘルシンキ空港を離陸してからおよそ1時間半。

ロバニエミに到着。
時刻は現地時間で夜の22時だった。

今年は異常気象なのか知らないが、温暖で、
ヘルシンキは雪も積もっていなかったが、
さすがにロバニエミは雪が積もっていた。

荷物受取所にはなぜかかわいいデコレーション。
さすが、サンタの町は夢がある。

辺りは真っ暗。
人生で始めてのマイナスの気温に胸を高まらせながら、
いざ空港の外へ。

旅行社から与えられた予定表によれば、
「ホテルまではバスで移動」

…え?
どのバス?

しかし、出てみると、それらしきバス。
むしろそれしかない。
そしてたくさんの日本人。

間違いないでしょ…
と乗り込んだ。

ところが席が1つしかあいていない。
私以外の2人をはじめ、車の地べたに座らせてしまった。

夜も遅く車通りは少ない。
しばらくすると、ロバニエミ市内へと到着した。

バスはいろいろなホテルに停車していく。
ロバニエミは案外栄えており、
ホテルが密集している。

バスの中からは、見た目がそっくりなことから、ろうそく橋と呼ばれる橋も見えた。

 

しかし、一行に我々のホテルだけたどり着かない。とうとう客は3人だけになった。

そこからが長かった。

延々とバスに乗り、
山を登り、登り、登り、、、

そして今宵の宿、ラプランドスカイホテルオウナスバーラに到着した。

着いたところで、
私とSさんは疲れ半ばにも、

オーロラチャンス!!

これだけ山の上に上ったこともあり、眺めは最高!
天候はくもりで、テレビで見るような美しいオーロラは見られなかったが、
写真の半分より上を見てほしい。

うっすらと緑に輝いているようにも見えた。

ホテルは室内にサウナが完備されていた。
wi-fiは接続できるが、一端末につき5€必要だった。

今日はよく寝て、さあ、明日からいよいよロバニエミ市内へ!
to be continue.

 

2014年3月18日火曜日

ヘルシンキ空港にて

帰国してから時間が経つにつれて記憶が…。

さあ、今回からはフィンランド上陸!
長いこと待機した成田空港からヘルシンキ空港へのフライト時間は10時間程度(確か)。
時差は8時間(だったっけ?)ほど。

ここから、オーロラを見られることで有名なリゾート地ロバニエミまで国内線に乗り継ぎ!
元々の予定ではここで5時間待つ予定だったのが、
遅延の影響で1時間となる。

ヘルシンキ空港は、日本から一番近いヨーロッパの空港らしく、
イタリア等に乗り継ぐ、いわゆる「ヘルシンキ乗り換え」の日本人観光客方々がたくさんいた。
そのため、飛行機の中で、乗り継ぎの仕方のビデオを流してくれる。
不安な方は見ると参考になるかも!

降りた後は入国審査。
フィンランドはEU加盟国なので、EU圏内のパスポートの人しか並べない列がある。
お並び間違えにご注意を!
しかもこれが列によっては案外時間がかかる…。
乗り継ぎされる方、もし慣れていないなら、絶対時間にはゆとりがある方がいい!

そのあと、もう一度手荷物検査を受ける。
このとき、日本で手荷物検査を受けた後に、免税店で100ml以上の化粧水系とか、売店でペットボトルとかを購入された方は注意が必要!
私は乾燥しているのが怖くて、お茶を買っていたので、処理に苦労した!笑

結論から言うと、フィンランド航空は飛行機の一番後ろがドリンクバー的な感じになっていて、飲み放題なので、お茶を買う必要はなかった。

それから、ここで連れのSさんがコンタクトの洗浄液を没収されてしまいまして…。
日本では、明らかにコンタクトの洗浄液だったから、スルーしてもらえたのか…。
フィンランドは荷物検査、厳しい方かと思われる。

カスタネット氏もはさみ没収されかけたが、
彼は預けたスーツケースの他に、リュックとウエストポーチをしていたので、
リュックにはさみを入れ、外のカウンターでもう一度預け直してから、
ポーチ一つでもう一度手荷物検査を受けま。

それはOKみたいですよー。

今思えば、コンタクトの洗浄液も入れてもらえばよかったねー笑

そんなこんなで国内線に乗り継ぎ!

さあ、ようやく次回からロバニエミ観光だ〜☆
to be continue.

2014年3月13日木曜日

不運の連発。くつは2足必要かもね?

8千円程度換金した私。

クレジットカードが普及しているのに、なぜ現金が8千円では足りなかったのか。
①寺院などではクレジットが使えない
②クレジットが送信エラーを起こすと、その瞬間、終了してしまう…。

①は買うのを我慢すればいいとして、②はつらい!!!
本当に想定外だった。

カード上限とかそういうわけでもないのに、たまにこういうことが起こる。
しかも、ヨーロッパだと、JCBはほとんど使えない!
VISA1枚に頼るしかなく、
旅人初心者にはつらかった。そんなこんなでようやく15時半!
理由は機体の不具合とのこと(怖いよ…)
さらに30分ほど待ちまして、16時!
ようやく飛行機に搭乗😰ここでカスタネットの威力なのか、
目の前にとーっても泣いちゃう赤ちゃんが!!(3)
予定より待ったし、私はちょっと寝たかったが、仕方が無い。
赤ちゃんはずっと元気で😓
飛行機では寝られない、と身構えておくべきだな。

とはいえ、フィンランド航空は、マグカップも毛布も、枕も、紙コップも全部マリメッコ!!さすが!^ ^
枕のデザインは、これマリメッコなの…w、とも思ったが
清潔だったし、とっても満足!
フィンランド航空はone worldで、JALのマイレージも貯まるのがありがたい!!

機内食も終わり、電気が消え、さあ、お楽しみの映画の時間♡
と思いきや!
またしてもカスタネットに不運が!
画面がつかない!w(4)
しかも、添乗員さんを呼ぶライトが馬鹿っぽいwwww
しかも、なかなか来なくてずっと点灯するというwww

結局、彼は20€分の買い物券をもらった。
画面がつかなかったら、諦めるのではなく、添乗員さんに言ってみることを強くすすめたい!

さあ、暇になったところで、ふと隣を見ると、
またしてもカスタネットに不運が!
くつのかかとが外れている!(2)

歩くたびに

ぱっこーん
ぱっこーん

まじ爆笑。チョーうるさい。
そう!だから、彼のあだ名は「カスタネット」
になったのだ!

飛行機のなかで必死にテーピングしているのが、まあ滑稽で…笑
元々は、カメラのバッテリーは寒いと容量が減ってしまうので、
バッテリーにカイロを貼るようのテープだったそう。
ちなみに彼は、旅の後半、鞄の中にガムテープを所有していることに気がつき、
それを貼ったようだった。

登山をする方がよくやるそうですが、三角形に折り畳んで行くと小さく持ち運べるんだとか!

でも、結論から言いますと、
旅行に行くなら念のために「靴は2足」持って行った方がいいのだろう。

なぜ不運番号が(2)なのか。
実は、彼は、私が換金しているその後ろで実はかかとが外れていたのだ。

本当は隠しきりたかったようだご、あんまりに不運が続いたんで、しょうがない。

さあ、次回からはいよいよフィンランド上陸!!
to be continue.

2014年3月12日水曜日

1st不運。時間には余裕を!

2月27日

12:00成田空港発のフィンランド航空!
のつもりが、

"DELAYED"

の文字。what??

ということで、出発は15:30に変更となった。(1)
( ()はカスタネットの影響と思われる不運の数です)

しかし、チェックイン時に1000円分、成田空港でのお食事券をもらえた。
はじめは、無計画すぎるので計画をたてようとしたが、
結局、お互いがどういう高校生活を送っていたのか、
私以外の二人はほぼ初対面だったし、
今思えば、有意義な時間だったかもしれない。

これは後日談となるが、
のち、ヘルシンキからロバニエミまで国内線に乗り継ぐとき、
1時間後と5時間後のものしかなく、
念のため5時間後というゆとりのある時間の航空券で事前に用意していたので、
もし、1時間後のものを予約していたら、
大変なことになっていたな、と。

旅行計画は失敗することを想定して、時間に余裕をもって計画をたてる!
これ、基本ですね。

その後、出国ゲートをくぐり、
私は中でいくらか円をユーロにかえました。
日本円にして8千円程度。

地球の歩き方かなにかで、ヨーロッパはクレジットカードが普及していて、
多くの場所で使えるので安全のため現金は持ちすぎない方がよい、と書いてあったので、
ケチったが、あまりに少なかった。

私が換金を行うその後ろで
その後ろで、カスタネットの靴に異変が起きた!!
to be continue.

2014年3月10日月曜日

出発前から、いざ出発へ

まず登場人物を紹介しよう。

1.マシンガン(私)
2.カスタネット
3.S

の3人だ。
あだ名の理由はおいおい紹介するとして、
まあ、このカスタネットが不運なやつでね、
ちょいちょい旅行中の出来事で紹介することになるだろう。

12月13日
フィンランドまでの航空券やホテルを予約するため、
久しぶりに高校の同級生カスタネットと再会。
新宿の旅行会社で申し込んだ。

もとのパックより、ロバニエミとヘルシンキを1日ずつ延泊し、全部で8日間となった。

一部屋追加すると追加料金がかかり、
3人で行くより、4人で二つ申し込む方が安い、
となるも、

結局その後もメンバーは見つからず、
23万ほどかかることに…。

出発後、私たちが集まることは1度もなかった。

2月26日
急遽、フィンランドからスウェーデンに行けないか、と前日に思い立つも、
案外、ヘルシンキ、見るところあるんじゃん?
となり、結局、まったくノープランで翌日出発を迎えることになる。

2月27日
当日を迎え、全員が始めてそろう。

ここで早速カスタネットの不運が我々をおそった。

to be continue.

2014年3月8日土曜日

始めての投稿!

2月27日から3月5日までフィンランドに旅行に行ってきました。

ガイドブックを手にほぼ無計画。
とっても楽しい旅でした。
 
でも、実際行ってみると、ガイドブックでは盛られていたり、
こういう情報があればよかったのに、と感じることもあり
そんなわけでブログでも始めて見ようと思いました。
ぼちぼち投稿していくつもりです。

参考になれば幸いです。

 


ボストン観光地

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