2014年3月26日水曜日

とんでもない初日。

朝7時起床。

ホテルで朝食をとる。
 
とくに美味しい食べ物はないが、
レストランの雰囲気といい、窓から見えるいかにもフィンランドらしい景色は、朝見られるものとしては、贅沢そのもの。
 
昨夜、カスタネットを放置したため、部屋がどこかわからず、
朝はSさんと二人だった。
 
朝食を済ませ、部屋へ戻ろうとした。
しかし、出発まではまだ時間がある。
 
ホテルを冒険してみることにした。
 
廊下の先まで行くと、避難口があった。
そこから出られるようだったので、出てみる。
そこは、ホテルの屋根の上だった。
朝の景色は最高で、屋根の上にいるワクワク感がたまらなかった。

 

さあ、部屋へ戻ろう…
としたその瞬間、既に事件が起きていた。
ドアがあかない…
 
非常口だったため、中からは扉があくが、外からはあけられないのだ。
 
二人は屋根の上に取り残された。
 
浮かれていた私達がアホだった。
 
唯一の希望は、放置したカスタネットが助けに来てくれることだった。
 
でも、あいつが、そんなに気の利く奴だとは思えなかった。
 
完全に終わった。
 
と思いきや、いかにも外れそうなハシゴがあった。
 
そのハシゴは一部がサビ、グラグラしていた。
 
私達が助かる方法は二つだった。
頼りないカスタネットを信じて待つか、
頼りないハシゴをおりるか。
 
私はハシゴをとった。
 
 
そして、
 
降りれた。

 

あの時の私はかっこよかった。
 
その後、高所恐怖症?と思われるSさんを救出に向かった。
 
すると、目の前に白いトナカイが現れた。
 
 

とはいえ、周りは自分一人。
とくに共有もせずエントランスから入り、救出した。

9時。出発。
昨夜フロントで訪ねたところ、町まで出るには歩いて30分くらいだけど、
タクシーを使うのが一番いい方法だよ、と言われた。

私個人としては、まあ、タクシーだろう、と思っていた。
だが他の二人は想像以上にアクティブだった。

歩いた。
基本、道中は何もなく、同じような景色が続いた。
中には、スキーして山を下る住民がいた。
完全に歩くべき道ではなかった。

途中でスーパーに立ち寄り、世界一まずいといわれる、サルメアッキを購入した。

しばらくすると、小さな教会を発見。
一応、「地球の歩き方」の地図には載っていたが、
これがなんだかはわからなかった。

町を目指して、私たちはまた歩き始めた。

気がついたら3時間が経過していた。
to be continue.

 

 

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